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言語の比較・対照/そのための多言語学習

テーマ《数の表現》について

 プロジェクト「言語を比べる」のテーマ《数の表現》について。テーマ概要と,このテーマで書いた個別記事のリストを置いておく。

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テーマの概要

 今回のテーマ《数の表現》で扱う内容は,大きく「数詞」(特に基数詞)と,「ものの数え方」に分かれる。以下の表は,フィンランド語の基数詞(1から10まで)と,ものの数え方の一例である。

フィンランド語の場合

1

yksi

2

kaksi

3

kolme

4

neljä

5

viisi

6

kuusi

7

seitsemän

8

kahdeksan

9

yhdeksän

10

kymmenen


kaksi koiraa

2匹の犬

viisi kirjaa

5冊の本

 数詞には,単純に数の概念を表す基数詞,順序を表す序数詞などがある。そのうち,今回のテーマ《数の表現》では基数詞を中心に取り上げる。言語によってはもっといろいろな種類の数詞を区別する場合もあるが,あまり詳しくは触れない。

 ものの数え方は,言い換えれば名詞との組み合わせ方のこと。フィンランド語では2以上の基数詞と組み合わせる場合,名詞が単数分格になる。また,日本語では「匹」や「冊」などの助数詞を使う。

 この基数詞と数え方のしくみを,世界中の様々な言語で比べたい。


 基数詞は,少なくとも1から1000まで。できれば0から100万くらいまでの範囲でまとめたい。この辺りは言語によって事情が異なる(資料が足りない,「万」の次は「億」,など)ので,臨機応変にやる。

 ものの数え方については,最低限のしくみが分かればそれで良い。例えば,フィンランド語では2以上の基数詞が名詞と結びつくとき,名詞は単数分格になる。しかし分格の作り方にはいくつかのタイプがあって解説が長くなるので,そこまではやらない。

 

個別記事リスト

 ただいま中断中。再開は未定。(2024/04/24更新分まで反映)

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