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言語の比較・対照/そのための多言語学習

ラオス文字のラテン文字化

 このブログで用いるラオス文字のラテン文字化について書く。当ブログでラオス文字にラテン文字表記を添える場合は,以下の方法に従う。

 

ラオス語

 ラオス語の場合は,発音をラテン文字に転写する。以下,ラオス語の音節構造に合わせて,頭子音・母音・末子音・声調に分けて,綴りと発音転写の対応表を示す。

頭子音

k

kh

kh

ng

ຫງ

ng

c

s

s

ny

ຫຍ

ny

d

t

th

th

n

n

b

p

ph

f

ph

f

m

m

y

l

l

ຫຼ

l

w

ຫວ

w

h

ʔ

h

母音

 子音字(k)に各母音記号をつけて示す。中には末子音字が続くと綴りが変わるものがあるので,カッコ内に末子音字(p)をつけた例を示した。

ກະ (ກັບ)

ka (kap)

ກາ

kaa

ກິ

ki

ກີ

kii

ກຸ

ku

ກູ

kuu

ກຶ

ກື

kɯɯ

ເກະ (ເກັບ)

ke (kep)

ເກ

kee

ແກະ (ແກັບ)

kɛ (kɛp)

ແກ

kɛɛ

ໂກະ (ກົບ)

ko (kop)

ໂກ

koo

ເກາະ (ກອັບ)

kɔ (kɔp)

ກໍ (ກອບ)

kɔɔ

ເກິ

ເກີ

kəə

ເກັຍ (ກັຽບ)

kia (kiap)

ເກຍ (ກຽບ)

kia (kiap)

ກົວະ (ກວັບ)

kua (kuap)

ກົວ (ກວບ)

kua (kuap)

ເກຶອ

kɯa

ເກືອ

kɯa

1母音には長短の区別がある。a, i, u, ɯ, e, ɛ, o, ɔ, əの9種類は,ふたつ並べて長母音を示す。二重母音ia, ua, ɯaの3種類にも長短の区別があるが,転写では区別しない。

2短母音や短二重母音の後に末子音字が続かないとき,その母音は末子音ʔを伴う。頭子音の(ʔ)と違って,末子音のʔには対応するラオス文字はない。

末子音

p

t

k

m

n

w

y

 上記8種類の末子音字のほかに,短母音・短二重母音の後に末子音字が続かない場合に現れる末子音ʔがある。また,以下の4つは母音と末子音のセットを表す。

ໄກ

kay

ໃກ

kay

ກຳ

kam

ເກົາ

kaw

声調

 声調は『ニューエクスプレス ラオス語(CD付)』に基づき,中平調(記号なし),低降調),下降調),中高調),上昇調),低平調)を区別する。それぞれ,ラテン文字転写の母音の上に記号をつけて表すが,中平調は記号なし。

 声調は,声調記号,音節の種類,頭子音の種類(高子音字・中子音字・低子音字)などによって表される。

 

参考文献

 

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