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ノルウェー語の《コピュラ文》

 ノルウェー語のコピュラ文「AはBだ」について分かる範囲で書く。基本的な言い方と,形式主語を使った文を取り上げる。

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基本的なしくみ

 ノルウェー語で「AはBだ」という場合は,動詞væreを使う。主語の人称や数による変化はなく,現在形は常にerである。

  1. Jeg er lærer.
  2. 私は教師だ。
  3. Er du japansk?
  4. あなたは日本人ですか?

 

用例

 例文をいくつか書いておく。

  1. Stockholm er Sveriges hovedstad.
  2. ストックホルムはスウェーデンの首都だ。
  3. København er Danmarks hovedstad.
  4. コペンハーゲンはデンマークの首都だ。
  5. Oslo er Norges hovedstad.
  6. オスロはノルウェーの首都だ。
  7. Hvem er han?
  8. 彼は誰ですか?
  9. Han er min bror.
  10. 彼は私の弟です。
  11. Oslo er en vakker by.
  12. オスロは美しい街だ。
  13. Norge er et vakkert land.
  14. ノルウェーは美しい国だ。
  15. Dette landet er vakkert.
  16. この国は美しい。

メモ

 形容詞は関係する名詞の性・数によって変化する。例文8のvakkerは男性・単数形で,例文9・10のvakkertは中性・単数形。

 

形式主語

 ノルウェー語には形式主語のdetを使った文がある。例えば例文11のように「~するのは…だ」という文では,å+不定形を後ろに置く代わりに,主語の位置にdetを置く。

  1. Det er gøy å lese bøker.
  2. 本を読むのは楽しい。

 

参考文献

  • 『ニューエクスプレス ノルウェー語(CD付)』白水社,2009年,青木順子

 

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