デンマーク語のコピュラ文「AはBだ」について分かる範囲で書く。基本的な言い方と,形式主語を使った文を取り上げる。
基本的なしくみ
デンマーク語で「AはBだ」という場合は,動詞væreを使う。主語の人称や数による変化はなく,現在形は常にerである。
- Jeg er lærer.
- 私は教師だ。
- Er du japaner?
- あなたは日本人ですか?
用例
例文をいくつか書いておく。
- Stockholm er Sveriges hovedstad.
- ストックホルムはスウェーデンの首都だ。
- København er Danmarks hovedstad.
- コペンハーゲンのデンマークの首都だ。
- Oslo er Norges hovedstad.
- オスロはノルウェーの首都だ。
- Hvem er han?
- 彼は誰ですか?
- Han er min bror.
- 彼は私の弟です。
- København er en smuk by.
- コペンハーゲンは美しい街だ。
- Danmark er et smukt land.
- デンマークは美しい国だ。
- Det her landet er smukt.
- この国は美しい。
メモ
形容詞は関係する名詞の性・数によって変化する。例文8のsmukは共性・単数形で,例文9・10のsmuktは中性・単数形。
形式主語
デンマーク語には形式主語のdetを使った文がある。例えば例文11のように「~するのは…だ」という文では,at+不定形を後ろに置く代わりに,主語の位置にdetを置く。
- Det er sjovt at læse bøger.
- 本を読むのは楽しい。
参考文献
- 『ニューエクスプレス デンマーク語(CD付)』白水社,2011年,三村竜之