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言語の比較・対照/そのための多言語学習

テルグ文字のラテン文字化について

 このブログで用いるテルグ文字のラテン文字化について書く。当ブログでテルグ文字にラテン文字表記を添える場合は,以下の方法に従う。

  • 目次-CONTENTS-

 

テルグ語

 テルグ語のテルグ文字は,『基礎テルグ語』を参考に,以下のように翻字する。ただし,母音記号のつかない子音字には母音aが含まれるので,aをつけて翻字する。

子音字

ka

kha

ga

gha

ṅa

ca

cha

ja

jha

ña

ṭa

ṭha

ḍa

ḍha

ṇa

ta

tha

da

dha

na

pa

pha

ba

bha

ma

ya

ra

la

ḷa

wa

śa

ṣa

sa

ha

 記号をつけると子音のみを表す(క్(k))。

母音字

a

ā

i

ī

u

ū

e

ē

ai

o

ō

au

 a以外の母音には対応する母音記号がある。母音記号のつかない子音字はaを含むので,aに対応する母音記号はない。(-ṃ)と(-ḥ)も『基礎テルグ語』では母音字に含められている。

 以下に,子音字(ka)と母音記号との組み合わせを挙げておく。子音字の種類によっては母音記号の形が違ったりすることがある。

ka

కా

కి

ki

కీ

కు

ku

కూ

కృ

kr̥

కె

ke

కే

కై

kai

కొ

ko

కో

కౌ

kau

కం

kaṃ

కః

kaḥ

例(数詞)

 転写の例として1から10までの数詞を挙げておく。

1

ఒకటి(okaṭi)

2

రెండు(reṃḍu)

3

మూడు(mūḍu)

4

నాలు(nālu)

5

ఐదు(aidu)

6

ఆరు(āru)

7

ఏడు(ēḍu)

8

ఎనిమిది(enimidi)

9

తొమ్మిది(tommidi)

10

పది(padi)

 

参考文献

  • 『基礎テルグ語』大学書林,2010年,山田桂子

 

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