ことばのミソ 比較のトマト

言語の比較・対照/そのための多言語学習

お知らせ(今後の予定)

 プロジェクト「言語を比べる」の今後についてのお知らせ。

  • 目次-CONTENTS-

 

「言語を比べる」の準備

 今更かもしれないけど,いろいろな言語をブログで書くための準備をしたい。具体的には…

  1. ラテン文字化の方法を決める
  2. 試し書きをする
  3. テーマのサンプル記事を書く

 この三つのことをする。

ラテン文字化の方法を決める

 まず,ラテン文字化の方法を決める。今までは,必要になったときに調べたり考えたりしていたけど,これから必要になりそうなものは先にやっておくことにする。

 先月4月27日「キリル文字のラテン文字化」に,カザフ語モンゴル語のキリル文字を追加した。また,4月28日には「シンハラ文字のラテン文字化」を更新した。あと5記事残っているのでまずこれを頑張る。

試し書きをする

 今後扱う予定のある言語で「例文」や「変化表」などの試し書きをする。何か問題があれば,今のうちに対処しておける。言語の数が多いので,記事はいくつかに分ける可能性あり。

 これに合わせて,グロスを書く方法も決めて,記事にまとめたい。グロスは,例文を形態素ごとに分解して逐語訳したもの。どれくらい使うかは分からないけど,きっと役に立つはずである。

テーマのサンプル記事を書く

 プロジェクト「言語を比べる」で今後扱うテーマをある程度決めておいて,そのサンプル記事を書く。どのテーマを進めるにしても,サンプル記事が1個2個あれば,いろいろな言語で個別記事を書くときに参考になるはず。

 これに関しては,準備とは言っても,今全部やっておくわけではない。この先扱うテーマの個別記事を少しだけ先に書いておいて,いつか本格的に進めるときに参考にする。もし先に書いておいたサンプルに追いついてしまったら,ちょっとだけ時間をとってサンプル記事を増やしても良い。

 サンプル記事を書く言語は,中国語にしようと考え中。テーマによってはそれ以外の言語で書いたりするかも。

 

今後の予定

 というわけで,しばらくこの「準備」に時間を使うことになる。「言語を比べる」「文字を比べる」「語学書を比べる」の各プロジェクトを本格的に進めるのは,それが終わってからになりそう。

「言語を比べる」のテーマについて

 「言語を比べる」のテーマについて考え直したい。テーマの選び方,記事の書き方がどうもしっくりこない感じがするので,この機会により良い方法を考える。

 私のブログはたくさんの言語を扱っている(これからも増える予定)。そこで,最初は「その言語に詳しくないひとにも読んでもらえるよう,難しすぎる内容は省略したり,なるべく平易に説明することを心がけよう」と思っていたけど,それは生ぬるいと思った。

 難しい内容だって書きたい。難しい内容でも分かってもらえるような工夫を考えるべき。そのためには,少し大ざっぱなテーマから始めて,だんだん詳細なテーマへ進んでいくのが良いと思った。今後の「言語を比べる」の進め方はそういう方針で行く。


 4月の振り返り記事で,「更新を安定させたい」と書いておきながら,まだまだ安定もしないし準備段階という体たらくだけども,この「準備」は絶対に今しっかりとやっておきたい。もう少し,お待ちくださいませ。

 

フォントについて

 ブログで使うフォントを一部変更する。今までは「なるべくサンセリフ体を使う」という方針だったのを,「なるべく見慣れているフォントを優先する」という方針にしたい。

 変更のきっかけは,タイ文字・ラオス文字のサンセリフ体が読みにくいので,学習書でよく使われるセリフ体のほうが良いという結論になったため。ウルドゥー語のナスタアリーク体も,これを機会にナスフ体にする。

今回変更するフォント

ウルドゥー文字 Noto Nastaliq Urdu → Noto Naskh Arabic
シンハラ文字 Noto Sans Sinhala → Noto Serif Sinhala
ラオス文字 Noto Sans Lao → Noto Serif Lao
クメール文字 Noto Sans Khmer → Noto Serif Khmer
グルジア文字 Noto Sans Georgian → Noto Serif Georgian
ヘブライ文字 Noto Sans Hebrew → Noto Serif Hebrew

 今後も「なるべく見慣れているフォントを優先する」方針に従ってフォントを決めていく。

 例外的に,ラテン文字・キリル文字・ギリシャ文字・漢字・ひらがな・カタカナ・ハングルに関してはサンセリフ体。この辺りは,タイ文字・ラオス文字ほどセリフ体とサンセリフ体の違いで読みやすさが大きく変わることはないと思うので,今までどおり変えないでおく。

 なお,この変更はCSSの記述を変えるだけでほぼOKなので,各記事の更新履歴には残らない。